やっと仕事が落ち着いたので、ブログをまとめて書こうと思ったら、オレって正月からさぼっていたのね。。。もはやログの役割を何もはたしていないということが発覚したので、ずいぶん反省しています。夏休みの宿題は8月30、31日に全部やっていました。30年以上経ちますが、作業に対する傾向は何もかわっていない。そう、自分の属性や指向なんて、カンタンには変えられないものです。ただ今回は本当に時間がなく。曲を作っているか、寝ているか、歌っているか、移動しているか、という期間を半年以上過ごさせていただき、さらにたまっていた事務作業を超っぱやで済ましてみたものの、ブログを書くまでにすっかりここまで時間がかかってしまった。
なもんで今日からはー、今日からはー、なるべく時系列に追いつくベくおさらいも兼ねて、毎日書き足していこうとおもう。予約投稿とかもできるみたいだし。
まずねひとつめ、ツイッターをおっかけてみたら、こんな画像が出てきたよぅ。
ただ今、絶賛稼働中のプリキュアアプリゲーム、「つながるぱずるん♪」のレコーディング現場、五條さんにゲーム主題歌のコーラスや、ガヤを入れてもらったときの写真。
それからもうひとつ、驚きの再開があったんだよね!こちら
アレンジャーの前島さん。デビュー前の制作の仕事でめちゃめちゃお世話になった方です。当時は歌手活動をしながら、サウンドクリエーターとしてゲームやBGMの制作の仕事をしながら、着メロやカラオケの制作をやっていたんだよね。当時の着メロの制作はとにかく制作の球数が多くて、毎週毎週納期に追われる日々だった。1曲40秒間とはいえ、一日に8曲~10曲以上かなりの精度で耳コピすること多かった。今ではホント考えられないんだけど、若いってすごいよね(^^;。JPOP、洋楽、クラブミュージック、ヘビメタ、ジャズ、クラシックに至るまで、もうどんなジャンルでも耳コピしまくっていた。しかしながら音楽的にはかなり高度な技術が必要で、たとえば限られた同時和音数しか発音しないから、主要な構成音を拾って、アレンジを成立させなきゃだし、音色はFM音源のパラメータをいじりたおし、FM音源で原曲に似た音色を作り出さなきゃならない、気に入らなきゃ自分でサンプリングして極限までその楽曲に近いイメージを作り上げていた。今のプラグイン世代の若者たちにはこの仕事をするのはおそらくムリでしょう。はい。
早くメジャーでたくさん仕事したいなーと思いながらも、なんだかんだ、この仕事にも誇りを持って楽しくやっていたなー。特に自分でいうのもあれなんだけど、チームでやっているときなんかは自分は仕事は異常に早かったので、「谷本はまじめにやっていないんじゃないか」ってよく注意されていたのも思い出す。当時から異次元空間で仕事をしていたようです。はい、ちょっと自慢入りましたが、今考えればこういった時期の自分があるからこそ、今の自分の仕事が成立しているんだなーと、つくづく思う。ただ、ウチの会社は、この着メロバブルに乗っかって、社ビルを建てる予定だったんだけど、その夢は砕け散っています。
この今の自分のキャリアから見ると、社ビルのチャンスは実にいっぱいあったのに、20代の自分は20代なりの自分のスケールでしか物事を見ることができないから、いろんなチャンスに気が付かないんだよね。特に自分のようなクリエーターは作業に没頭すると、外の世界を見落としがちだからね。しかしなんだかんだ言っても、こうやって紆余曲折してきた自分がいたから、今の自分があるわけで、そう考えると毎日全力だった自分に、「よくがんばったね!」っていってあげたい。そしてこれからも可能な限り全力でいこう。